chief的流行語大賞

陽が落ちる時刻が日に日に短くなり、それとともに暦の上では師走…
1年あっという間です。
子どもたちの楽しみはサンタクロースからのプレゼントでしょうか。
大人たちは1年振り返りながら何だか気忙しさにかられているでしょうか。


巷では各分野で1年の功績をたたえる授賞式が多く開催されています。
その中でも身近に楽しめるものとして『新語・流行語大賞』がありますね。
今年は例年以上に多くの流行語が生まれ、大賞に選ばれた言葉はどれも
前向きな印象を与えてくれると感じます。

さて、年末に入り私的な『流行語』大賞を選ぶならば


『俺がそのときはこの手を握ってやる』


に決定します。


この言葉は、今夏に放映されていた昼ドラマ「明日の光をつかめ−2013夏」(東海テレビ・フジテレビ系全国ネット)の劇中で渡辺いっけいさん演じる“おっちゃん”のセリフです。

このドラマは、様々な傷を抱えながら生きる子どもたち、その子どもたちと生活を共にしながら懸命に支える“おっちゃん”の姿を描いた「明日の光をつかめ」シリーズの第三作目です。

自分の生い立ちに苦しみ、生きていく希望を見失いかけた青年におっちゃんは言い放つのです。


「おまえが一人きりにならないように、誰かとつながるようにこの手はあるんだ。怖かったらいつでも言え。俺がそのときはこの手を握ってやる。俺だけじゃない、みんなでこの手を握ってやる。
 一人で苦しむな、おまえは一人じゃない!」

今でも私の心にズシンと響いています。
今年も様々な難題に直面しています。そのたびに自身の非力さに打ちひしがれました。みんなに助けてもらいました。
しかし、子どもたちや卒園生たちの“握った手”を離さないよう全力で取り組んできた自負はあります、おっちゃんのようになれなくとも。

新しい年を迎えると、年度ではまとめの時期に入ります。
子どもたちの明日のため、未来のため、
自分にできることを見つめていきます。


HP係 chief