行事の秋

 早いものであっという間に10月になりました。
 肌寒い日が増え、少しずつ冬に向かっていますねぇ。

 さて、秋は行事がとても多い季節です。家庭学校でもたくさんの行事が企画されています。10月にはスポーツ大会、バザー、11月には食事会と七五三、ホームカミングデーと大忙し。係の方は通常業務の合間をぬって、行事の準備に取り掛かります。

 中でもバザーは家庭学校の一大イベントです。
 以前は少しでも子供たちの日々の生活に還元できるように、ということが大きな目的でした。しかし、近年では、地域の皆様との交流の場としての目的が大きくなってきています。

 東京家庭学校は、高井戸の地に根付いてから、約80年となります。
 その間、地域の皆様には本施設の事業に対し、ご理解をいただき、多大なご協力をいただいてきました。

 先日も近くの薬局の方が子どもに丁寧に薬の説明をしてくださいました。「これ飲んだらきっとよくなるよ。頑張って飲もうね!」と言ってくださり、子どもも笑顔になっていました。聞けば、以前その方のお子さんが家庭学校にいた子どもと同じクラスで、その時から家庭学校のことを理解してくださり、良くしてくださっていたそうです。職員だけではない、地域の大人から子どもたちが学ぶこと、支えられることがたくさんあるのだと実感しました。

 “子どもを地域で見守る”ことの大切さが見直されている昨今、我々施設職員も施設の中の仕事だけではなく、地域の一員として、その責任を果たしていかなくてはならないなと感じています。

 バザーでは、そんなことを考えながら、地域の皆様お一人おひとりと楽しい時間が過ごせたら、と思います。ぜひぜひ、家庭学校のバザーにいらしてくださいね!!

                     バザー係 K