ツンデレ

「…本当はわかっているんですよね。自分のことを真剣に想って言ってくれているとか、やってくれているとか。でも、それを受け入れちゃうとなんかくやしいっていうか、自分に負けちゃうていうか…まぁ“ツンデレ”ってやつですかね(^^;)」

先日の夜、ホームの泊まりにて退園生の電話対応で交渉決裂となり、落ち込んでいた私に女子高生がかけてきてくれた言葉です。

勿論、その子も同じ経験があるから言えることなのです。

「そっかぁ、あなたはそんな風に考えられて、伝えられるんだね。ちょっと元気出てきたよ!」
私はその子に励まされたことに感謝しました。

正直になる、素直に受けとめる、子どもが成長していくなかで身に付けていってほしいと望んでしまう事柄です。
しかし、わかっていながらも皆“ツンデレ”なところはあるのではないでしょうか。大人になってもそうです。

そんなところを理解しつつ、子どものために、あるいはその人のために取り組み続ける。それが“思いやり”なのでしょう。

昨日は、ここのところ音信不通となっている退園生のアパートに朝晩2回様子を見に行きました。朝ドアポストに挟み込んだ手紙が夜には無くなっている。ノックするが応答はない。

待つしかないのでしょう。


日付が変わる頃帰路の途中、別の退園生から連絡が、何かSOSか!?

「ちょっと久し振りだったから、どうしているかなぁと思って…」
やんちゃだが連日猛暑のなか力仕事の彼、そんな彼からの“思いやり”。

「毎年この時期は大変だよな。身体にはくれぐれも気をつけてな。また会いに行くよ。」


さて、顔上げて今日もスタートです(^^) HP係 chief