未来の担い手

毎年、施設にはたくさんの学生さんが、実習のためにやってきます。
私はここ何年か、その学生のみなさんとお話しする機会をいただています。

施設での実習についての感想を聞くと、みなさん一様に「大変だと思った」「(子どもの対応について)難しいと思った」など、大変さを語ることが多いです。
しかし一方で「保育園もいいけど、施設にも興味はある」「やってみたいとは思うけど…」と言ってくれる学生さんもいます。

実習は学生が実際の福祉の現場を体験するものです。
そこでどんなことを感じるのか…
もしかしたら、その実習で「よし!将来は施設職員になろう!」と思ってくれるかもしれません。
施設側からすれば、未来の施設職員を発掘し、育てる機会ともいえるのかもしれません。

昨今の児童養護施設は「大変」という言葉があふれています。
しかし、その「大変さ」の中にある、きらりとひかる楽しさや充実感、
そして何よりも子どもの成長というご褒美があることも忘れてはいけないように思います。
そのことをぜひとも実習生の皆様に感じていただけたら…
そして未来の担い手として、育ってくれたら…
と願っております。

                HP係 K